南アジアと東南アジアで続く豪雨災害により、インドネシアとスリランカの死者が2カ国で1,200人以上、行方不明者が800人以上に達し、94万8,000人が避難していると国連などが報告しています。被災地では食料や生活物資、水と衛生、安全な避難所、救急医療への需要が高まっており、日本の国際NGOジャパン・プラットフォーム(JPF)は、新たな緊急支援枠組み「アジア広域水害被災者支援2025」を立ち上げ、寄付を募っています。
インドネシアでは11月22〜25日の豪雨でアチェ州などに洪水と土砂崩れが発生し、村落の水没や道路・橋の流失で数千人規模の避難が続いています。スリランカでは11月28日にサイクロン「ディトワ」が直撃し、島全域で洪水や土砂崩れが発生、山岳部を中心に壊滅的な被害が報告されています。何百万人もの子どもが休校状態に置かれ、過密な避難所では感染症拡大も懸念されています。
JPFは12月上旬から両国で加盟NGOによる緊急支援とニーズ調査を開始しており、今回、インドネシアとスリランカを対象に、3カ月・総額1億円(うち政府の緊急準備金8,000万円、民間資金2,000万円)のプログラムを計画。食料、水・衛生、生活必需品、救急医療の提供を柱に、複数の加盟NGOが連携して対応します。ただし現時点で必要とされる支援規模に対し予算は不足しており、個人や企業からの寄付が今後の活動を左右する状況です。被害の長期化とインフラ復旧の遅れも予想されるなか、初動支援と並行して中長期の生活再建支援にどこまで移行できるかは、国内外からの資金と人材確保にかかっています。
【寄付情報】
アジア広域水害被災者支援2025への指定寄付:三菱UFJ銀行 本店 普通 1732834 特定非営利活動法人ジャパン・プラットフォーム
同支援へのゆうちょ寄付:00120-8-140888 特定非営利活動法人ジャパン・プラットフォーム(通信欄に事業名を記入)
JPF一般寄付(緊急初動調査等):三菱UFJ銀行 本店 普通 0825076
JPF一般寄付 ゆうちょ:00100-7-757910(通信欄に「一般寄付」)
source: PR TIMES
